Touch IDはApple以外で修理できない!Aチップと個別で関連付けされているため!
Touch IDを使う機会も増えてきた
iPhone 5sから搭載されている指紋認証のTouch IDはそう簡単に壊れるものではないと思いますが、扱いは慎重になった方がよさそうです。
Touch IDはiPhone 5sにしか搭載されていなかったことやロック画面の解除やApp Storeでアプリを購入する時に使用するしか使い道がありませんでしたが、iPhone 6/6 Plusが発売されさらに最新のiPad Air 2やiPad mini 3にもTouch IDが搭載されました。
さらに、iOS 8ではサードパーティ製のアプリでもTouch IDの利用が解禁されたことでパスワード管理アプリの1Passwordをはじめ様々なアプリでTouch IDの採用が進んでおり、Touch IDはもはや必需部品になっています。
Touch IDが故障したら少し大変
そんなTouch IDですが、もし故障してしまったら修理はその辺のお店ですることは不可能なものになっているようです。
これは中国でiPhoneの修理やカスタマイズをしているGeek Barが明らかにしたことで、水没してしまったiPhone 6を修理して通電確認をしようとしたところ「エラーメッセージ53」というエラーが発生したそうです。
エラーメッセージ53というエラーはTouch IDがうまく動作していないときに発生するエラーで、Touch IDの仕組みとしてはセキュアな情報は全てA7チップやA8チップのある部分に格納さえているのですが、もしTouch IDが故障して単体で交換をしたとしたら、Touch IDのシリアル番号か何かが関連づけされておりこれらの情報が一致しないと判断されて動作しなくなるようです。
つまり、Touch IDを交換するにはA7チップやA8チップに格納されているTouch IDの情報を更新する必要があり、この操作は一般的な修理ショップなどでは不可能なんだとか。Touch IDが壊れたら素直にApple Storeに持ち込むなど正規での修理をする必要があるということになります。
個人的には故障したらAppleにお願いするのが一番だと思っているのですが、修理ショップなどで対応ができなくなるとこれで生活をしている人は少し大変な思いをしてしまうことになりますね。まあ、Appleも修理ショップの事など考える必要もないのですが。