元Apple開発メンバーが初代iPhoneは電話としては革新的ではなかったと発言
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初代iPhoneは電話としては革新的ではなかった
初代iPhoneの開発チームに所属していたDolbyのボブ・ビーマーCMOがMWC2014にて、初代iPhoneは確かに革命的な製品ではあったが電話としてはスゴいものではなく許せるレベルの電話でもし初代iPhoneを使っていたとしたら謝らなければならないと語っています。
ボブ・ビーマー氏は初代iPhoneが予想以上に売れてしまったとし、当時計画していた初代iPhoneの重要なポイントの順番としては革命的な携帯電話、最高のiPod、ポケットの中から取り出してすぐに検索することができるインターネット端末を考えていたそうです。
しかし、iPhoneが実際にリリースされ蓋を開けてみると、この順序は逆になってしまいiPhoneでインターネットができることが最も重要な要素になってしまったとのこと。
iPhone普及には欠かせなかった電話機能
確かに、当時のスティーブ・ジョブス氏のキーノートでiPhoneを初めて紹介をしたときも一番最初に登場したキーワードは電話でした。
そして製品名も電話の単語を取ってiPhoneとなっており「携帯電話」として開発されたことは明らかですが、iPhoneを実際に利用するシーンを考えてみた時に電話よりもインターネットでネットサーフィンをしている時間の方が長いことに気付かされますよね。だからiPhoneという名称は実際の利用用途を考えた時に少し異なるものになっていると言えるかもしれません。
とはいえ、iPhoneがここまで普及した背景には携帯電話として携帯キャリアが取り扱わないと実現できなかったことで戦略としては正しかったと言えるのではないでしょうか。もし当時、電話機能のついていないiPod Touchだけしか発表されていなかったら現在のAppleの成功はなかったのではないでしょうか。