iPhone7のLCDドライバの自社設計を断念しSynapticsに発注か
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Apple、iPhone7のLCDドライバをシナプティクスに発注か
Appleは次期iPhoneとなるiPhone7にてLCDドライバとタッチパネルコントローラを統合したチップ「Touch and Display Driver Integration(TDDI)」を搭載すべく自社開発を進めていたようですが、スケージュール的な遅れが原因となりSynaptics(シナプティクス)にiPhone7用のLCDドライバの発注を行ったと伝えられています。
Appleは過去からLCDドライバの開発には興味を持っている分野でもあり、ルネサスエスピードライバの買収を過去には検討していました。しかし、最終的には失敗に終わりシナプティクスがルネサスエスピードライバを買収することになり、AppleはシナプティクスにiPhoneなどのLCDドライバを発注している状況が続いています。
同社は他にもGoogle、HTC、Microsoft、サムスン、ソニーといったメーカーのスマートフォンのLCDドライバを供給をしているLCDドライバの最大手と言えるメーカーです。そんなシナプティクスは2015年3月にクラス最高の性能と薄さ、明るさを実現するTDDIチップを発表をするなど、業界の先頭を走っているようです。
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Appleは将来的にはディスプレイのTouch IDを埋め込むことを検討しており、TDDIの開発を積極的に進めて、それらに関する特許も数多く取得しています。
また、AppleはiMacの4K・5Kディスプレイモデルのタッチパネルコントローラ(TCON)も独自に開発をするなどしているので、いずれはiPhoneのLCDドライバとタッチパネルコントローラの統合チップを自社で開発し生産をしてしまいたいと考えているのは間違いないでしょう。