次世代iPhoneはTouch IDがディスプレイに内蔵されホームボタンを撤廃か?
AppleがTouch ID搭載のディスプレイを独自開発か?
以前からiPhoneのホームボタンはなくなるのではないかと言われてきましたが、そう遠くない次世代のiPhoneはホームボタンが撤廃されるかもしれません。
Appleはタッチスクリーンに指紋認証のTouch IDを内蔵したディスプレイとディスプレイドライバーの統合チップとなる「Touch and Display Driver Integration(TDDI)」の開発をしていると台湾のDigiTimesが伝えています。
Appleは以前からディスプレイにタッチスクリーンにTouch IDを搭載することができる特許の取得などを進めていましたが、開発をしているのではないかという情報は一歩踏み込んだものといえるかもしれません。
Touch ID機能がディスプレイに統合されることで、ホームボタンの必要性はなくなりAndroidスマホと同じように物理ボタンが撤廃され、よりベゼルの狭くなりよりフラットなデザインになる可能性もあります。
ホームボタンがなくなることで使い難くなるのではないかという懸念もありますが、次期iPhone 6sにおいてApple Watchに搭載されている感圧式タッチパネルの採用が噂されています。(← 3D Touchとして感圧タッチパネルが搭載されました。)
Apple Watchは画面を触れるだけでディスプレイが表示されるため、同じような仕組みがiPhone 6sに採用されることになれば、次世代のiPhoneにおいてホームボタンを使う必要性もないのかもしれません。
Appleはディスプレイのドライバーチップを製造している日本のルネサスエレクトロニクスの子会社となる「ルネサスエスピードライバ(SP)」の買収を企んでいましたが結果は失敗、最終的にはパソコンのタッチパッドメーカーのシナプティクス(Synaptics)が2014年10月にルネサスSPを買収する形となりました。
このようにAppleは以前からディスプレイ関連の独自開発に興味を持っており、Appleが独自にディスプレイチップを開発しているということは、業界に大きな影響を与えることになりそうです。
なお、ホームボタンの撤廃は2017年にリリースされるという「iPhone 8」で実施されると予測されています。2016年の「iPhone 7」は基本デザインは「iPhone 6s」と変わらないとされ「iPhone 8」でガラス製素材に変更されホームボタンが撤廃されるのではないかと見られています。