次世代iPhoneにも採用?新64bitアーキテクチャ「ARMv8.1-A」が正式発表!
次期64bitアーキテクチャ「ARMv8.1-A」発表
ARMの最新アーキテクチャとなる「ARMv8.1-A」が正式に発表されました!
AppleのiPhoneに搭載されている「A8チップ」や「A7チップ」などの64ビットプロセッサは「ARMv8-A」がベースにAppleが独自にカスタマイズ・開発をしているプロセッサとなっています。ということは将来のiPhoneに搭載されるAプロセッサは「ARMv8.1-A」がベースになる可能性が非常に高いといえそうです。
サーバー利用を想定
ただし、今のところ「ARMv8.1-A」はモバイルプロセッサ向けではなくサーバーなのど大きなシステムの利用を想定をしているアーキテクチャとなっているようで若干方向性は違うのかもしれませんが、メモリアドレッシング、仮想化、スループット、セキュリティあどが向上する見込みで現状のARMv8-AもARMv8.1-A上で動作するとのことです。
そして、2015年中にはテストツールが公開されていくようです。
いずれモバイルにも..
ただ、これらの技術はモバイル向けのプロセッサに反映されていくことは、ほぼ確実のようでAppleも次世代のAプロセッサにARMv8.1-Aのアーキテクチャを導入させていく可能性が高そうです。
ちなみに、ARMv8-Aが発表されたのは2011年でAppleがA7チップで製品化させたのが2013年9月ですから発表から製品化まで約2年間の期間を要しています。
このサイクルを当てはめるとすれば、今から2年後の2016年9月に登場するだろうiPhone 7のA10チップでARMv8.1-Aアーキテクチャを反映させた次世代の64bitプロセッサが登場するかもしれません。
追記:2015年モデルのiPhone 6s/6s Plusに採用されているA9プロセッサはARMv8です。次期モデルのiPhone 7に搭載が見込まれるA10プロセッサはどのような進化を遂げることになるのか非常に楽しみです。
なお、A10プロセッサのパッケージング技術はフリップチップBGAから配線に基板を使用しないFOWLPと呼ばれるモノに進化を果たしているようで、配線に使用することができるチップ内体積が大幅に増やすことができるそうです。