iOS版「Excel、Word、PowerPoint」とDropboxを連携する方法!無料版と有料版の違いは?
iOS版Excel、Word、PowerPointが無料で使える!
Microsoftが、iPhone向けの「Office」である「Excel」、「Word」、「PowerPoint」の3つのアプリを無料で提供を開始し、マイクロソフトのアカウントを持っていれば内容を編集も可能となりました。
さらに、今年の3月に提供が開始されたiPad版についてもマイクロソフトのアカウントがあれば編集も可能になっておりOfficeツールがかなり便利になることは間違いありません。
・Word
・Excel
・PowerPoint
iOS版Officeを利用する方法
利用方法はとても簡単でマイクロソフトのアカウントを持っている場合は、アプリを起動してメールアドレスとパスワードを入力するだけで利用することができます。アカウントを使わない場合でも利用かのうですが閲覧のみと機能が制限されます。
無料版とはいえ関数もPC版やMac版と同じように利用することができます。
やはり、何よりも便利なのはPC版やMac版との互換性が高い点でしょう。いくつかWindows版で作成したエクセルファイルをiPhoneで開いてみましたが、グラフや写真の位置なども忠実に再現しており高い互換性を維持していました。
Windows版のファイルを開き編集をする場合はファイルを新しいファイルに更新する必要があります。
更新すると普通に編集が可能となります。iPhone 6の高性能なA8チップとの組み合わせは抜群のスピードとなっており、スクロールなどの表示でストレスを感じることはほぼありません。
ドロップボックスと連携する方法
先日、Dropboxと戦略的な提携をしたことを発表したマイクロソフトですがiPhone版とiPad版のOfficeアプリから直接Dropboxにアクセスしてファイルを開くことができるようになりました。
Dropboxとの連携機能を利用するにはDropboxのアカウントとパスワード、2段階承認にしている場合はスマートフォンに送信される6ケタのコードが必要となります。
「アカウント」→「サービスの追加」を選択します。
「Dropbox」を選択してアカウント名とパスワードを入力します。
2段階認証をオンにしている場合はiPhoneのコードが送信されますので入力します。
これで、Dropboxの利用が可能になり、ファイルを開いたり保存をすることが可能となります。これは、本当に便利です。各アプリごとに設定が必要なので少し面倒くさいですが設定しておいて損はないでしょう!
有料版で出来ること
全ての機能が無料で使用できるわけではなく以下の機能は1200円/月で加入することができる「Office 365のサブスクリプション」が必要となります。
● Microsoft Word
・セクション区切りを挿入する
・ページレイアウトで列を有効にする
・別のページのヘッダーおよびフッターをカスタマイズする
・ページの向きを変更する
・変更を記録して確認する
・作成した色を図形に追加する
・ワードアートを挿入および編集する
・影や反射のスタイルを画像に追加する
・グラフ要素を追加および編集する
・作成した色の網かけを使って表のセルを強調表示する
● Microsoft Excel
・ピボットテーブルのスタイルおよびレイアウトをカスタマイズする
・作成した色を図形に追加する
・ワードアートを挿入および編集する
・影や反射のスタイルを画像に追加する
・グラフ要素を追加および編集する
● Microsoft PowerPoint
・発表者ツールを使ってプレゼンテーションを行いながら、発表者のノートを確認する
・作成した色を図形に追加する
・ワードアートを挿入および編集する
・影や反射のスタイルを画像に追加する
・グラフ要素を追加および編集する
・作成した色の網かけを使って表のセルを強調表示する
残念ながら比較的利用頻度の高いグラフは追加したり編集することは無料版ではできないようです。ただ、閲覧はすることができるのでグラフなど細かい作業はPCで行って細かい修正が生じた時に出先でiPhoneでちょちょいと修正するという使い方ができそうです。
Office 365のサブスクリプションに加入することのメリットは上記の機能が利用できるようになるだけではなく、Windows版とMac版のOfficeも利用することができます。
パッケージ版は数万円もするOfficeツールが月額1200円で全てが利用できるようになることを考えると決して高い金額ではないのかもしれません。