iPhoneのバッテリー消費を改善する方法はアプリを強制終了させないこと!
iPhoneのバッテリー消費を改善する方法
iOS 7またはiOS 7.1にアップデートしたことでバッテリーの持ちが悪くなったと感じるユーザーも多いと思いますが、Appleの技術サポートスタッフであるGenius Barの元メンバーであるScott Lovelessさんがバッテリーを長持ちさせることができる技を公開しています。
今まで私は、電池の持ちが良くなると思いアプリを手動で終了したりしていましたが、実はこの行動は電池の持ちを悪くしていることも明らかにしています。
異常なバッテリー消費がないか調査
簡単にバッテリーが異常に消費している現象が起きていないか調べることができます。
「設定」→「一般」→「使用状況」の「最後のフル充電後の経過時間」の項目を見て頂きたいのですが、「起動時間」は充電後からの経過時間で、「使用時間」はなんらかのアプリを利用している時間を表しています。この項目でで使用時間よりも起動時間が長くなっていれば問題がないそうです。
また、「起動時間」と「使用時間」をメモをしてiPhoneをスリープさせ5分間待ちます。そして、「起動時間」が5分経過し「使用時間」が1分未満の増加なら問題はないとのこと。
試してみました!
起動時間は5分進みましたが使用時間は1分進んでいるので問題は無いようです。しかし、この5分間は特に何も操作をしていないのに1分間は何らかのアプリが動作しているということがわかります。
公式Facebookアプリの位置情報がバッテリーを喰う?
Scott Lovelessさんによると、公式のFacebookアプリの消費電力が高いことを発見をしたそうでFacebookアプリの「位置情報」と「バックグラウンド更新」をオフにすることをオススメしています。また、彼女はこの機能をオフにしたところ電池の残量が12%→17%に増えたそうです。
実際に試してみましたが残念ながらバッテリーの表示が増えることはありませんでした。ただ、Facebookをバックグラウンド更新をしていると友達の多い方はタイムラインの更新が頻繁なのでバッテリーを消耗しているというのは理解できますね。なので「バックグラウンド更新」はオフにしておいた方が良いかもしれません。
「位置情報」に関しては投稿するときに不便になるので今回は見送りました。
他のアプリも個別に「バックグラウンド更新」と「位置情報」をオフにすることができるのであまり利用していないアプリはオフにしておくことでバッテリーの消費を抑えることができるかもしれません。
アプリをマルチタスク画面から手動終了させない
この項目が一番驚きました。
iOS 7からホームボタンを2回押すとマルチタスク画面が現れて起動しているアプリを上にスワイプすることでアプリを終了させることができます。なので、アプリを終了させることでバッテリー消費を抑えることができると思っていました。
しかし、これは頻繁に使うアプリに関しては間違いなんだそうでアプリを終了させる時にiOSではメモリを解放をすることになり、次回アプリを起動するときに再びデータをロードする必要が出てくるため尚、バッテリーを消費してしまうという事態に陥るそうです。
なるほど。納得のいく理論です。ということはメモリ解放アプリってありますがあれは逆にiPhoneのバッテリーの持ちを悪くしている可能性が多いにありそうですね。
もう、余計なことをしない方が快適にiPhoneを使えるのかもしれませんね。Appleは何も意識をしないでも快適に動作させるように設定をしているはずですからね。
プッシュ通知を見直す
メールサーバーの設定によってはメールのプッシュ受信が原因となりバッテリーの消費が激しくなることもあるそうでその場合は先程の、「使用時間」と「起動時間」が同じ時間になっていることがあるようです。
そのような場合は一時的に「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」からデータの取得方法を「プッシュ」から「フェッチ」に変更をすると改善される場合があるようです。
また、各アプリの必要のないプッシュ通知を「設定」→「通知センター」でオフにすることで通知時にiPhoneの画面がオンになることを防ぐことが出来るのでバッテリーの消費を防ぐことができます。
機内モードを活用
電波状態が悪いところにiPhoneがあると常に電波を捉えようと頑張るためバッテリーの消費が激しくなるそうです。
なので、特に緊急の電話やメールをする必要がないときは「機内モード」にすることでバッテリーの消費を抑えることができるとしています。
個人的には「機内モード」にするくらいなら電源を切ってしまえばいいんじゃないかなって思ってしまいますが…。
バッテリー残量の%表示をやめる
iOSのバッテリー表示は「設定」→「一般」→「使用状況」からパーセント表示にすることができます。バッテリー残量を見る度にiPhoneをオンにすることをしているとそのたびにバッテリーが消費されます。
パーセント表示をやめてバッテリーを確認をする癖をやめましょうと精神論も唱えています。
バッテリー消費の問題の解決される日は…
スマートフォンのバッテリーの問題って携帯電話が登場してからずーーーっと続いているような気がしますが、バッテリー問題が解決される日は来ないかもしれませんね。
機能が追加されたりスペックが強化されるたびにバッテリー消費は大きくなります。技術が進化する限りはこの問題から解放さえることはなさそうです。