Touch IDでのロック解除を8時間してないとパスコード入力が必要に
Touch IDでパスコードを求める回数が増える?
iPhoneやiPadの指紋認証「Touch ID」はある条件になるとパスコードでの入力でロック画面を解除することを求められますが、Appleは新たに2つの条件を加えたとそうです。
今まで「Touch ID」は以下の6つの条件でパスコードを求められました。
- デバイスを再起動した直後
- 指紋が 5 回続けて認識されなかった場合
- デバイスを 48 時間以上ロック解除していない場合
- 指紋を登録または削除したばかりの場合
- 「設定」メニューの「Touch ID とパスコード」を開くとき
- 「設定」>「一般」>「機能制限」で「パスコードを要求」が「即時」に設定されている場合
今回新たに追加された条件は以下の二つです。
- パスコードによるロック解除を6日間以上していない場合
- Touch IDによるロック解除を8時間以上していない場合
つまり、今まで48時間以上ロック解除をしていない場合にパスコードが求められていたのが、8時間でパスコードが必要になるということになります。またTouch IDの利用を続けていた場合でも6日間パスコードで端末を解除していない場合はパスコードが求められることになります。
この2つの要件はAppleのサポートドキュメントには追記されていませんが、「iOS Security Guide」の中に追加されているとのこと。
パスコードを入力する機会が増えそう
8時間、iPhoneやiPadを触れていないとTouch IDではなくパスコードの入力が必要になるということで、確かにここ最近はパスコードをよく入力しているように感じていましたが、MacWorldによるとiOS 9がリリースされた時点で仕様が変更されていたそうです。
iPhoneはよく使うのでパスコードを入力する機会は少ないのかもしれませんが、8時間以上寝てしまった時などは起きた時にTouch IDでのロック解除をすることができないということになります。また、iPadに関してはiPhoneよりも使用頻度が少ないので、下手するとTouch IDを設定しているのに毎回パスコードの入力を求められてしまうことも多くなるかもしれませんね。
ちょっと、8時間という間隔は短すぎるような気がするのでもう少し長く設定してほしいですね。でも、iOS9がリリースされてから半年ほど経過しますが、さほど違和感を感じていなかったのでそれほど問題でもないのかも。