AppleがAI専用チップApple Neural Engineを開発か!機能向上と省電力化に期待!
AppleがAI専用チップApple Neural Engineを開発か
Appleが顔認識や音声認識などのAiに関するタスク処理をするためにAIの専用チップとなる「Apple Neural Engine(コード名)」の開発を進めているようです。
iPhoneやiPad、Macの音声アシスタントSiriはAppleのデータセンターにあるAIによって実現している機能ですが、そのデータのやりとりはiPhone7ならメインプロセッサであるA10チップ、MacならIntelのプロセッサやGPUによって処理されてます。
専用のAIチップApple Neural EngineをiPhoneなどのデバイスに搭載することでメインプロセッサでの処理が必要なくなり、専用チップによりさらに機能を向上させつつ、バッテリーの減りを抑えることができ、デバイスの省電力化に期待がでいます。
Appleは2013年のiPhone 5sより、センサーデータの収集と保存に使用される専用のモーションコプロセッサを開発して搭載しています。これにより、より少ない電力でモーションデータの収集や追跡をすることが可能となっています。2016年のiPhone7ではA10チップの中にモーションコプロセッサを内蔵させることでさらに省電力化を果たしています。
iPhone8で搭載されるかは不明
AI専用チップとなるApple Neural Engineはすでにいくつかのプロトタイプでテストをしているようですが、2017年リリースのiPhone8に間に合うかどうかは不明です。
AppleはAi技術に関してはいち早くiPhoneにSiriを搭載するなどし先駆者となりましたが、GoogleやMicrosoft、Amazonからも次々とAiを搭載した新しいデバイスが登場し遅れを取り始めています。新しいチップを開発することで、対応デバイスが増え、巻き返しをすることができるかが注目ですね。