iPhone・iPadの初期設定(アクティベート)する方法
iPhone/iPadを初期設定する方法
iPhone・iPadは購入してから使えるようにするには初期設定(アクティベート)をする必要があります。
NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルなどの大手通信会社の店舗でiPhoneを購入した場合は基本的には店員さんが初期設定をしてくれますが、AppleでSIMフリー版のiPhoneを購入した場合や、キャリアでもオンラインで購入した場合は自分でする必要があります。また、iPhoneの調子が悪くなってiPhoneを初期化した時も初期設定(アクティベート)をする必要があります。
この記事ではiPhoneの初期設定をする方法を紹介します。iPadやiPod touchも基本的には同じ容量となります。
SIMカードをiPhoneに入れる
オンラインでSIMフリー版のiPhoneを購入した場合は初期設定を行う前にSIMカードスロットの中にSIMカードを挿入した状態で行う必要があります。SIMカードが入ってない状態で初期設定はできないので注意しましょう。(iPadの場合はSIMカードがなくても大丈夫です。)
ちなみに、契約されていないSIMカードでもアクティベートすることは可能です。SIMカードスロットの開け方は付属のピンをSIMカードスロットの穴に入れて押すと開くことができます。
電源を入れて言語、地域設定をする
SIMカードが入った状態でiPhoneの電源をオンにします。(iPhone 5s/SEは本体上部、iPhone 6/6sは本体右横)
電源をオンにするとAppleのロゴマークが表示されて「こんにちわ」という表示が出るので右にスワイプし、言語設定を「日本語」に設定します。
地域や国を「日本」に設定し、キーボードには「日本語かな」、「絵文字」、「English(Japan)」を選択した状態で「次へ」をタップします。
ネットワークの設定
Wi-Fiネットワークに接続するのでネットワーク名とパスワードを入力します。
もし、Wi-Fi環境がない場合は「モバイルデータ通信回線を使用」を選択してください。モバイルデータ(3G/LTE)を利用して初期設定を行うことができます。
ただし、NTTドコモ、au、ソフトバンク以外の格安SIMを利用している場合はプロファイル(APN)の設定が必要となるのでWi-Fi回線が必須となります。
ここまで設定が完了するとアクティベートが開始されます。
アクティベート終了後も設定は続きます。
位置情報の設定
位置情報の設定を行います。
オンにすることで地図アプリで現在地を取得することができたり、Safariなどのウェブブラウザなどから検索するときなども周辺の情報を自動的に取得して情報を検索することが可能となりなど、利用の幅が大きく向上することになります。
もし、位置情報サービスを使いたくない場合は「オフ」にすることで機能を切ることができます。
Touch IDの設定
指紋認証機能のTouch IDの設定を行います。設定をしておくことで、ロック画面から起動するときに認証させた指をホームボタンに触れているだけでロック解除をすることが可能となります。
なお、「Touch IDを後で設定」することもできます。
パスコードの作成を求められます。Touch IDを設定した場合は必ずパスコードを設定する必要があります。もし、TouchIDを設定しなかった場合はパスコードをオフにした状態で使用することも可能ですが、セキュリティーの観点からパスコードの設定は必ずしておいた方がいいでしょう。
基本は6桁の数字となりますが、オプション設定から4桁数字にしたり、よりセキュリティーを高めることができる英数字との組み合わせに設定することも可能です。
新規か復元するかを選択
機種変更などでバックアップがある場合は「iCloudバックアップから復元」、「iTunesバックアップから復元」の二つから選択することができます。また、Androidスマホを利用していた場合も専用のアプリを利用することで「Androidからデータを移行」でデータを移行することが可能です。
iCloudバックアップから復元の場合はアカウントとパスワードを入力、iTunesバックアップから復元したい場合はPC/MacにiPhoneを接続します。
バックアップからの復元をしたい場合はこちらの記事を参考にしてください。
今回は「新しいiPhoneとして設定」を選択します。Apple IDとパスワードを入力、アカウントが二段階パスワードを設定している場合は本人確認が必要となります。SMSを受信することができる携帯電話番号かその他のAppleのデバイスにチェックを入れて進みます。
仮に、別のiOSデバイスを選択すると4桁のパスワードが選択したデバイスが表示されるので、そのパスワードを新しく設定しているiPhoneに入力するという形となります。
なお、Apple IDを所持していない場合は後から作成することができるの、この手順はスキップすることになります。Apple IDを作成するにはメールアドレス(Gmail、Yahooメール、Hotメール、キャリアメールアドレスなど)があれば無料で作成することができ、Apple専用のメールアドレスを取得し使用することも可能となります。
Apple IDの設定が完了します。
iCloudキーチェーンの設定
すでに使用しているApple IDでiCloudキーチェーンを利用している場合はiCloudキーチェーンの設定画面が表示され「他のデバイスから承認」するか「iCloudセキュリティコードを使用」からパスワードを復元することができます。
「ほかのデバイスから承認」を選択すると、Apple IDが設定されている他のデバイスに承認要求が送信され、それを承認するとiCloudキーチェーンのパスワードを利用することが可能となります。
事前に設定してあるiCloudセキュリティコードを利用して設定することもできます。
Siriをオンにする
Siriをオンにします。使用しない場合は設定しないことも可能です。
診断、App解析
診断、App解析をAppleに送信するかどうかを設定します。これは不具合があった時に自動的にAppleやアプリの開発者に送信することでiPhoneの品質向上に役立てようという機能で利用の際には特に関係のない機能と言えます。
画面拡大
画面サイズが大きいiPhone 6/6sとiPhone 6 Plus/6s Plusの場合は画面を拡大するかどうかの設定画面が表示されます。拡大表示にすることでiPhone 6/6sはiPhone 5s/SE、iPhone 6 Plus/6s PlusはiPhone 6/6sのアイコンやUI表示と同じ大きさになります。
「ようこそiPhoneへ」で初期設定完了です。
iCloud Driveをホーム画面に追加するかどうかを聞かれるので、追加してしまいましょう。
これで全ての初期設定が完了です。以前に比べて機能が増えたので複雑化してしまったのは残念ですが、さほど難しくはないかと思います。なお、NTTドコモやau、ソフトバンクのSIMカードを入れている場合はこの状態でモバイルデータ通信ができますが、格安SIMのカードを入れている場合はAPNプロファイルのインストール作業が必要となります。
格安SIMの場合
格安SIM業社は多数ありますが、基本的な操作方法は同じです。契約している格安SIMのホームページからAPN設定の構成プロファイルをダウンロードしてインストールすることで格安SIMを利用することが可能です。
以下、「OCNモバイルONE」を例に設定をしてみます。OCNモバイルONEの構成プロファイルが置いてあるページからリンクをタップすると「プロファイルをインストール」という画面に移管するので「インストール」します。
パスワードを入力するとインストールされます。
これで、通信することができるようになります。
まとめ
iPhoneの初期設定はあまり実施するものではなく、基本的にはながれにそって設定するだけで使える状態になるので難しいものではありません。
iPhoneの調子が悪くなった時や、ストレージ容量を復活させたい時など初期化することで快適な動作を得ることができる可能性もあるので、個人的には1年に1回くらいは初期化することをオススメしたいところ。ただし、初期化する場合はバックアップを忘れずに取るようにしましょう。