iPhone 6/6 Plusの高解像度画面に5s以前のアプリはどう表示されるのか
画面解像度から見たiPhone 6/6 Plusのアプリの互換性
画面の解像度が1,334×750ピクセルになった「iPhone 6」と1,920×1,080ピクセルになった「iPhone 6 Plus」ですが、今までの機種の1,136×640ピクセルのように整数倍の解像度ではなくなりました。
では、iPhone 6/6 PlusはどのようにしてiPhone 5s以前のアプリを表示させているのでしょうか。
iPhone 4sのアプリは上下に黒帯
過去に960×640ピクセルから1,136×640ピクセルに解像度が変更された時は旧アプリは上下に黒い帯が追加されていました。ということは、iPhone 6/6 Plusも新しい解像度に対応していないアプリは黒帯が付くのかとふと思ったのですが、そんなことはありません。
iPhone 5の時にアスペクト比が16:9に変更されiPhone 6/6 Plusも16:9のアスペクト比になっています。つまり画面をそのまま拡大表示することでアプリの互換性を維持しているのです。
しかも、その拡大技術はとても滑らかに機能しています。
iPhoneアプリをiPadで起動した時に拡大モードを使うことが出来ますがこの機能を応用しているのかもしれませんし、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルに搭載されている高度なスケーリング技術が応用されているのかもしれません。
例えば、GoogleのIPhoneアプリをiPadで起動させるとiPhoneの解像度で表示されます。
もちろん、2倍表示するので素材が画像の場合はボケていたり文字がぼやけて表示されます。
iPhone 6でのアプリの画像はどうなっている?
iPhone 6/6 Plusについてもよーく目を凝らしてみると、iPhone 5s以前のアプリは少しだけ文字ぼやけて見えることがわかります。これはドットバイドットで文字表示がされていないためです。
天気アプリの「そら案内」で比較してみましょう。iPhone 6ではこれだけ拡大されて表示されます。
文字を拡大してみると..
ちょっとだけiPhone 6の文字がボケていることがわかるでしょうか。
ボケているというか拡大してアンチエイリアス処理をしているといった感じでしょうか。iPhone 6ではそこまで違いが分からないのですが、さすがにiPhone 6 Plusは2倍近くの解像度があるので、さすがに分かるレベルなのではないでしょうか。(実機を持っていないので分からないのですが…)
普通に使っている分には全く気にならないですし気づくこともないでしょうし、これからはiPhone 6/6 Plusにネイティブに対応したアプリが標準になるので違和感を感じることはほとんどなくなると思います。