iOS9のiPhoneは画面を下に向けるとバッテリー駆動時間を伸ばすことが可能
iOS9の省電力機能の一つ「フェイスダウンモード」
iOS9の省電力機能の一つとして、iPhoneの画面を下に向けておくことで自動的にディスプレイ表示をオフにする「フェイスダウンモード」と呼ばれる機能が搭載されています。
iOS9がリリースされた時からこの機能の存在には気づいていましたが、画面を下向けにしてもディスプレイがオフにならないではないか…と思っていました。しかし、改めて試してみた結果、きちんとフェイスダウンモードが有効になっていることがわかりました。
フェイスダウンモードを使う方法
フェイスダウンモードを有効にする方法はいたって簡単で、iPhoneを下向きにおくだけでオンになります。仕組みとしては環境光センサーや接近センサーを利用しているわけではなくモーションセンサーを利用しており、iPhoneが下向きになっていることが検知できると有効になるようです。
ただし、すぐにディスプレイの表示がオフになるわけではなく10秒くらい経過した時にバックライトがオフになり、15秒経過後に完全にディスプレイがオフになります。自動ロックの設定はiOS9からは30秒から設定することが可能となりましたがフェイスダウンモードを組み合わせることでさらにバッテリーの持ちを伸ばすことが可能になりそうです。
なぜかモデルによってディスプレイがオフになるタイミングが異なっていますが、フェイスダウンモードを活用することで10秒くらいでディスプレイの表示をオフにすることが可能となっています。
- iPhone 5s(自動ロック1分):10秒でバックライトがOFF、15秒で完全にオフ
- iPhone 5s(自動ロック30秒):7秒でバックライトがOFF、10秒で完全にオフ
- iPhone 6:5秒でバックライトがOFF、8秒で完全にオフ
- iPhone 6s:5秒でバックライトがOFF、8秒で完全にオフ
iPhoneを下向きにして置きます。
5秒から10秒程度でバックライトがオフになり、もうしばらくすると完全にディスプレイがオフになります。
バックライトが消えた段階で少しだけiPhoneを持ち上げるとバックライトがオンになります。
また、下向けにしている状態でメールなどを受信した場合もディスプレイはオフ状態を保つので、iPhoneを下向けにした状態で置いておけば(メッセージの受信が多い方は特に)バッテリーの持ちはかなり改善することが予想されます。
ちなみに、モーションセンサーを搭載していないiPadやiPod Touchにおいてはフェイスダウンモードを利用することはできませんので注意してくださいね。