Apple TV(第5世代)はH.265/HEVCに対応し4K/HDRコンテンツを再生可能に?
Apple TV(第5世代)で4K/HDRに対応か
Appleが2017年12月にリリースするHome Podのファームウェアには次期Apple製品の重要なヒントが数多く隠されていることが明らかになっていますが、その中でAppleは4K/HDRに対応したコンテンツを準備し、4K/HDRに対応したApple TV(第5世代)を2017年中にリリースする可能性があるようです。
2017年2月にApple TV(第5世代)がJ105というコードネームで開発されていることが明らかになっていましたが、MacRumorsのJoe Rossignol氏が同じコードネームJ105をHome Podのファームウェアの中に存在することを確認しています。
There's the fifth-generation Apple TV codenamed "J105" in HomePod firmware that @markgurman reported way back in February pic.twitter.com/irOxmm5xbf
— Joe Rossignol (@rsgnl) 2017年8月6日
また、MacRumorsのフォーラム内でイギリス在住のTomas Jackson氏がiTunesの購入履歴の情報の一部に「Movie 4K/HDR」という表記がされているのも発見しています。
また、他の読者によると2016年に公開された映画「ファンタスティックビースト」にも「Movie 4K/HDR」という表記があったようです。実際に4K/HDRでの映画再生はできず、720pでの再生だったそうですが、Appleは4K/HDRのストリーミング配信に向けている根拠になるのかもしれません。
これらの情報から2017年中にApple TV(第5世代)をリリースし、一部の映画コンテンツにおいて4K/HDRの配信が開始される可能性が高いと言えるのかもしれません。
H.265/HEVCをサポートか
一つ気になる点として、4K/HDRは必要なデータ量が膨大なものになってしまい、回線と保存容量を圧迫する可能性が大です。
AppleはiOS11とmacOS High Sierraにて、H.265/HEVCを正式にサポートすることを発表しています。
H.265は現行のH.264と比較して一般的な動画を最大40%のデータ量を圧縮することがですが、tvOS11でH.265/HEVCが採用されるかどうか不明ですが同時期にリリースされるOSなので対応していてもいいでしょうし、4K/HDRに対応するならH.265/HEVCは必須技術だと思います。
H.265はA9チップ以降のプロセッサにて対応することができるのでApple TV(第5世代)はA9チップ以降のプロセッサに採用することになるでしょうか。(ソフトウェア処理する場合はA8チップ以前のプロセッサでも可能の模様。)
4K/HDRに対応させるならA10 Fusionチップくらいは搭載して欲しいところですが、Apple TV(第5世代)はどんなホームデバイスに進化を遂げることになるのか、Home Podとも密接な連携をすることになりそうなので、リビングの中心的デバイスになることができるのか、ちょっと期待ですね。