iPod shuffle販売終了のシグナルか、それとも新モデル登場の前兆か?
iPod shuffleの出荷予定日が7-10営業日に
Apple公式サイトや直営店にて「iPod shuffle」の出荷予定日が「7-10営業日」になっており、この状況はどのように読み取ればいいのでしょうか。
考えられる要因としては3つほど思い付きます。
①生産ラインに何らかのトラブル
②新モデル登場の前兆
③販売終了のシグナル
生産ラインに何らかのトラブル?
今回の出荷の遅れは、単純に生産ラインに何らかの問題が生じて生産がストップしていて一時的に出荷が遅れていると考えることもできます。
もし、販売が終了するとなればiPod classicの時のように突然ラインナップから姿を消すことも考えられます。あくまで、7-10営業日となっているので注文は受け付けている状況となっています。
となると、新モデルの登場も考えにくく単純に生産に遅れが生じているのかもしれません。
でも、全店で在庫がないという状況になるとそんなに売れている商品でもありませんので生産ラインのトラブルの可能性は低く、Appleが何らかの意図で生産を制限しているとするのが自然かもしれません。
新モデル登場の前兆?
新モデルが登場する前に出荷予定日が長く変更されることはあります。
iPod shuffleは現在の第4世代が発表されたのは2010年9月2日で発売から4年半も経過しています。なので、モデルチェンジをしても良い時期なのは確かです。
この時期にiPod shuffleの新モデルを登場させる意味が少し分かりませんが、2GBの容量じゃ少し少ないと感じるユーザーも多いはずですからせめて4GBの容量のiPod shuffleが登場すると嬉しいかもしれません。
やっぱり販売終了のシグナル?
iPod Classicに続いてiPod shuffleの販売が終了される可能性も否定できません。
まず、2015年春までにApple Watchが発売されます。
iPod shuffleとApple Watchは全く違う製品ですが、利用する場面としては体の一部に取り付けて利用するという部分では非常に似ている製品です。Apple Watchで音楽を聴くことも出来ることを考えるとiPod shuffleの役目はなくなるのかもしれません。
iPod shuffleがApple Watchのように時計型デバイスに生まれ変わるという可能性もあるのかもしれませんが、仮にそうなった場合にApple Watchと確実に競合してしまうのでiPod shuffleを大きく進化させることはないのかなと思います。
そして、Apple Watchの発売前に出荷予定日が伸びるというのも生産を制限し供給量をコントロールしているのかなとも感じます。あまりにもタイミングが一致し過ぎているので…
新しいiPodはもう発売されないのか?
iPodが進化した形がiPhoneやApple Watchだと考えると、iPod shuffleも含めiPod Touchの必要性もないのかもしれません。
廉価版iPhoneとしてiPod Touchの需要はあるのかもしれませんが、そもそもAppleには廉価版という考え方はありません。これは廉価版iPhoneと呼ばれたiPhone 5cが意外に高かったことにもあらわれています。
過去にティムクックCEOは「iPodは衰退ビジネス」と語っていたこともありますし、やはりiPodは将来的に販売が終了する可能性は高いといえるのかもしれません。個人的にはソニーのウォークマンのようにハイレゾ音源に対応した音質を重視したハイエンドiPodの登場を待ち望んでいます。
今までのAppleではそんなマニアックなiPodの開発はしないだろうと思うのですがヘッドフォンメーカーのBeatsを買収したことでこの流れは変わるのではないか、そんな期待を抱いているのですがどうでしょうかね。
追記:2015年に第6世代となるCPUプロセッサを強化したiPod Touch 6がリリースされています。shuffleやiPod nanoに関してはアップデートされていませんが、販売が終わるということはしばらくの間はなさそうですね。