iPhone6s/6s Plusの電池持ちは良かったり悪かったり?
iPhone6s/6s Plusのバッテリーの持ちについて
iPhone6s/6s Plusは前モデルのiPhone6/6 Plusよりもバッテリー容量が少なくなっていることが明らかになっていますが、各メディアにて両モデルのバッテリー駆動時間を測定した結果を公開しています。
結果としては、状況によってiPhone6/6 Plusの方が電池の持ちが長かったり、iPhone6s/6s Plusの方が電池の持ちが長かったりと、どちらが良いのか判断できない…といったところでしょうか。
動画再生時のバッテリー駆動時間
まず、iTwe4kzは iPhone6s/6s Plus と iPhone6/6 Plus の4機種で動画アプリを利用して動画を再生し続けバッテリーの減りを検証した実験を行っています。
4回同じ動画をリピートした後のバッテリー残量は以下の通りです。
- iPhone 6s:8%
- iPhone 6:32%
- iPhone 6s Plus:22%
- iPhone 6 Plus:32%
iPhone 6s Plusもバッテリーの減りが激しいようですが、iPhone6sが群を抜いてバッテリーが減っているようです。ここまで差があると、何かおかしいのではないか?と疑ってしまいますが…。
ウェブスクリプト時のバッテリー駆動時間
続いて、PhoneArenaでは同じ条件下においてウェブスクリプトを実行する実験を行っています。
こちらは全く正反対な実験結果となっており、iPhone6sは5時間22分から8時間15分、iPhone6s Plusは6時間32分から9時間11分と両モデルとも3時間以上もバッテリー駆動時間を伸ばしていることが確認できます。
実行している作業が違うのでこのような結果になったのかもしれませんが、iPhone6s/6s Plusは動画再生に関してはちょっと不得意ということなのでしょうか。
さほど変わらないといった印象
ちなみに、僕はiPhone6とiPhone6sを両方所持していますが、特にバッテリーの持ちが悪くなった、バッテリーの持ちが良くなった、という感覚はありません。
ほぼ同じかな…といった感覚です。(この辺りは、今後実験してみたようかと..)
ただ、iOS9にアップデートしたiPhone6のバッテリー駆動時間はかなり延びています。iPhone6sではバッテリー容量が減りましたが、A9プロセッサとiOS9の省電力化でiPhone6と同じ位のバッテリー駆動時間を実現しているってことなのかもしれません。
iPhone6s/6s PlusのMIMO対応のWi-Fi速度調査
iPhone6s/6s PlusはWi-Fiの性能も大きく向上しており、複数のアンテナを組み合わせるMIMO技術が採用しており、理論値では433Mbpsから約2倍の速度となる866Mbpsの受信スピードに進化しています。
そこでiClarifiedが、iPhone6とiPhone6sをWi-Fi速度を測定した結果を公開しています。測定方法はiOS 9.0.2に復元したまっさらな状態で、AirPort Extremeに5GHz帯を利用して接続し速度を計測するというもの。
iPhone6とiPhone6sで速度を比較
何回か測定をしているのですが、iPhone6sの方が速い通信速度を記録していることが確認できます。こちらの記録では、iPhone6が309.3Mbps、iPhone6sが412.7Mbpsという結果となっています。
この結果では40%程度、高速化されたことになります。
自身の環境でも試してみた
せっかくなので、僕自身の環境(MIMO対応AirMac Time Capsule 最大1,300Mbps)においても、Wi-Fi速度の違いを測定してみたところ、確かにiPhone6sの方が速度が速い時が多くなっています。
一部の測定結果ですが、以下画像の左のiPhone6が(受信:50.11Mbps、送信:47.85Mbps)、右のiPhone6sが(受信:86.45Mbps、送信:92.11Mbps)となり、70%程度高速化されてることになります。
しかし、状況によってはiPhone6の方が速いスピードを記録することもありますので必ずしもiPhone6sの方が速くなるというわけでもありません。
とはいえ、全体的にiPhone6sの方が速度が出ていることが多いのでMIMO技術の効果はかなりあるのかなといった印象です。