iOS9の低消費電力モードはCPUの性能を40%低下させバッテリー寿命を3時間延ばす事が可能に
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iOS9の低消費電力モードはCPUパフォーマンスが40%遅くなる
iOS9はiPhoneやiPadのバッテリーが少ない時に「Low Power Mode(低消費電力モード)」へと切り替わるようになっていますが、低消費電力モードによってCPUプロセッサの動作が通常と比較して4割程度動作が遅くなることが明らかになりました!
低消費電力モードはiPhoneやiPadのバッテリ残量が10%、または20%を切った時にポップアップ表示にて低消費電力モードに切り替えるかどうかをユーザーに確認を取る仕組みとなっているようです。
モードを有効にすることでメールをフェッチ機能を無効化、バックグラウンド更新や自動ダウンロード機能、さらにモーションエフェクトが停止され、さらにCPUの動作も遅くなることがGeekbench 3のベンチマークスコアによって確認されました。
低消費電力モード時のベンチマークスコア
iPhone 6 Plusで実際に低消費電力モードを実行したときのベンチスコアの比較で左が通常時、右が低消費電力モード時の結果となっています。
- シングルコア:1606 → 1016(37%低下)
- マルチコア:2891 → 1751(40%低下)
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iPhone 5sにおいても同等程度のパフォーマンスの低下が見られたようで、CPUプロセッサを低速化させることによるバッテリーが切れそうな時のモードとしては非常に有効なものになるのかもしれません。
最大で3時間のバッテリー寿命を延ばす
なお、低消費電力モードを有効にすることで3時間程度のバッテリー寿命を延ばすことができモードを有効化しない場合でもiOS9にアップデートするだけで1時間ほどバッテリー寿命が延びるとAppleは明らかにしています。
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