iOS9とOS X 10.11ではApple Watchのシステムフォントと同じSan Franciscoを採用か
iOS9とOS X 10.11のシステムフォントが変更?
Appleが次期OSとして予定している、iOS9(コードネーム:Monarch)とOS X 10.11(コードネーム:Gala)にて外観をリフレッシュしApple Watchの英文フォントで採用されているフォントを採用を計画していることが明らかとなりました。
Appleのオリジナルフォント San Francisco
Apple Watchの英文フォントには「San Francisco」というAppleがオリジナルで作成したフォントが採用されています。
San Franciscoは2014年9月にApple Watchが発表された時にはじめてお披露目されたもので、小さなサイズのApple Watchでも視認性が高いことを目的に開発されており、38mmと42mmの異なるサイズでも動的にサイズ変更することが可能になっています。
12インチMacBookのキーボードのフォント
すでにSan Franciscoのフォントは12インチMacBookのキーボードのフォントとして採用が進んでおり、iOS9やOS X 10.11のシステムフォントに起用される可能性は高いのかもしれません。
AppleはiOS7とOS X 10.10より「Helvetica Neue」をシステムフォントとして採用しました。同フォントはラインが細い書体であることからRetinaディスプレイにおいては非常に見やすいフォントです。
もしSan Franciscoがシステムフォントに採用されることになればOS Xに関しては1世代でシステムフォントが変更されることになります。
San FranciscoはわざわざAppleがオリジナルで開発をした書体でMacBookのキーボードの書体に採用が進められているところをみると全ての製品で起用を進める流れとなるのかもしれません。
非Retinaディスプレイでは見にくい?
一部の開発者はすでに新しいフォントを利用してアプリ開発が進められているらしいです。下記画像はSan Franciscoを採用されたホーム画面となっており少しだけ丸みをおびたフォントになっていることが確認できます。
しかしながら、San FranciscoフォントはMacBook Airなどの非Retinaディスプレイモデルにおいて視認性は悪くなるという声もあるようです。
日本語フォントとの組み合わせ
iOSやOS Xの日本語フォントは「ヒラギノ」が採用されており、Helvetica Neueとの組み合わせで表示されています。
二つのフォントは少し似たデザインということもあり違和感なく利用することができますが、もし英文フォントにSan Franciscoが採用されると、英文フォントだけが少しだけ丸みのかかったデザインになります。
特に違和感はありませんが外観の雰囲気は少し変わるかもしれませんね。
iOS9とOS X 10.11は現地時間2015年6月8日より開催されるWWDC 2015で発表される見込みとなっており、この辺りも注目されることになりそうです。