5.8インチのiPhone8は指紋認証内蔵ディスプレイが最大のボトルネックか
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5.8インチiPhoneはTouch ID内蔵ディスプレイが最大のボトルネック
017年にリリースされるiPhone8は5.8インチの有機ELディスプレイを搭載したプレミアムモデルが登場することが明らかになってますが、指紋認証機能のTouch ID搭載のホームボタンが撤廃されディスプレイに埋め込まれるのが大きな特徴となっています。
しかし、ディスプレイにTouch IDを内蔵することが最大のボトルネックになっているとCowen and CompanyのアナリストTimothy Arcuri氏が報告しているようです。
Touch IDをディスプレイに内蔵する技術はAppleが買収したAuthenTecが採用されていますが、現時点では歩留まりが低く量産するにはまだまだのレベルのようです。
Appleが描く3つのシナリオ
もし、これらの問題を解決することができない場合は、Appleは3つのシナリオを検討しているとのこと。
- 5.8インチiPhoneからTouch IDを完全廃止し顔認識と虹彩認識機能を搭載し全面ディスプレイを実現。ただし、両認証システムは安全性が十分ではなくApple Payで問題を引き起こす可能性があるので実現性は低い。
- Androidスマートフォンのように背面にTouch IDを移設。ただし、Galaxy S8とは異なる場所に。
- 5.8インチのiPhoneの生産を延期し、4.7インチと5.5インチモデルだけ先にリリースする。
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Arcuri氏は、Appleが5月までに指紋センサーの仕様を完成させることを目指しているとし、自社のAuthenTecベースのソリューション歩留まりの問題で実現できない場合、通常の7月下旬〜8月に量産が開始されるのが9月まで遅れる可能性があるとのこと。Appleは3モデルを9月に同時発表するかもしれませんが、5.8インチのiPhoneに関しては遅れて11月頃にリリースされることが予想されます。
5.8インチのプレミアムモデルのiPhoneはガラス筐体とステンレスフレームを採用した本体デザインが最大の特徴となり、Touch IDのホームボタンが廃止、全面がディスプレイになるとみられています。さらに、ワイヤレス充電、長時間のバッテリー駆動、3D検知機能を備えた新しいFaceTimeカメラ、改善された耐水性などが特徴となっています。