【レビュー】iPadをMacのサブモニターに!Duet Displayの良い機能や残念な部分など

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Duet Displayのレビュー

iPadをMacのサブディスプレイにしてしまうアプリ「Duet Display」を実際にインストールして使ってみたので、使用感など感じた部分もあるのでレビューしたいと思いますので参考にして頂けたらと思います!

Duet DisplayはLightning-USBコネクタでiPadとMacを接続するためWi-Fi接続でサブディスプレイ化する他のアプリとは比べものにならないくらいタイムラグが少なく快適に利用できるのが特徴のアプリです。

Duet Displayの設定方法

まずはDuet DisplayをiPadにインストールします。現在は1,200円で購入することができます。

Duet Display 購入手続き

次に、MacにDuet Displayのグラフィックドライバーをインストールします。こちらは無料でこちらからインストールすることができます。

グラフィックドライバー インストール

インストールが完了するとメニューバーにDuet Displayのアイコンが表示され、ここから様々な設定を変更することができます。

Duet Display Mac側の設定画面

右下の歯車マークでiPad側のRetina表示のオンオフ、リフレッシュレートを30Hz、60Hzの設定が可能となっています。

Retina表示の設定画面

リフレッシュレート 30Hz or 60Hz

あとは、iPad側のDuet Displayアプリを起動してMacと接続したLightning-USBコネクタを接続するだけで表示させることができます。非常に簡単です。

Duet Display

もし大画面の12.9インチのiPad Proを所持しているのであれば組み合わせることで、簡単に大きなサブディスプレイを追加することができます。12インチのMacBookよりも画面が大きいのですし、わざわざ新しい外部ディスプレイを追加しなくてもいいのがいいですね。

追記:最新バージョンとなるv1.3.7ではUIが新しくなっており、項目が一目で確認することができるようになっており、非常に設定がしやすくなっています。また、Touch BarをiPad上から操作することができるようにもなっており、対応していないMacでも試すことができます。(2016年12月)

duet-display タッチバーの設定

こちらの記事で紹介しています。

タッチ操作も可能に

Duet Displayを利用すれば、iPad側からmacOSをタッチ操作で利用することができます。これは何気に凄いです!ちゃんと、タッチ操作することでアプリを起動させたりリンク先に飛ぶことができました。

Duet Displayでタッチ操作

しかし、表示領域を触ってのスワイプ操作ができないのでSafariなどの画面をスクロールすることが出来ないんですよね…!選択してしまいました..。

Mac側でスワイプ操作

右側のスクロールバーを触ってスクロールは出来るので、Mac側の「環境設定」→「一般」から「スクロールバーの表示」を「常に表示」に変更しておいた方がいいでしょう。

スクロールバーの表示

macOSのプレビューの機能には線を自由に書いたり出来る機能が搭載されていますが、Duet Displayのタッチ機能を使えば指を使って文字を書いたり、署名記入に使えたりと使い方の幅が広がってなかなかいいですね!

タッチ操作

もちろん、AdobeのデザインソフトのillustratorやPhotoshopも問題なく動作しましたよ。なお、iPad Proで使うことができるApple Pencilにも対応をしているので、本当にiPadをMacの液タブ化させることができデザインをしているユーザーにとっては嬉しいアプリと言えるのではないでしょうか。

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タイムラグは本当に無いのか?

Wi-Fi接続で利用するその他のサブディスプレイアプリと比べるとかなり使い勝手は良くて、タイムラグが少ないのは事実です。しかし、まったくタイムラグないというのは違って若干のモタツキがあり、Dockの拡大縮小の動作、ミッションコントロールを起動する時はかなり動作が鈍くなってしまいかなり負担が掛かっていることが予想されます。

実際にアクティビティモニタでCPU使用量を確認してみたところかなり頑張っているみたいですね。

Duet DisplayのCPU使用率

カフェなどでiPadをデュアルディスプレイにして利用したら便利そうですが、Macのバッテリーがすぐに無くなってしまう恐れもありそうです。まあ、この辺りはリフレッシュレートを30Hzに落としたりすることでCPUパワーを下げることはできるので使い方次第かもしれません。

実際に動画を撮影しましたので雰囲気が伝わるかと思います。

最新バージョンのDuet Displayは動作がかなり改善されているのでリフレッシュレートを60Hzで動作させてもまったく問題はないのかなと思います。

画面の行き来が少し大変(解決済)

MacとiPadの画面の行き来は左上の狭い部分からしか移動が出来ない仕様になっています。(追記:のちのバージョンアップにより改善されどこからでも画面の移動ができるようになっています。)

また、縦表示も可能でMacBook Proと並べて使うならこちらの方が場所も取らないのでいいかもしれませんね。

iPadとMacを並べて操作

まだ初期バージョンということもあり、MacのCPUパワーが必要だったり動作が遅くなる場面があったりしますが。これから改良が進むことでかなり使い易いアプリになっていくのではないでしょうか。今後が楽しみなアプリですね。

▶︎ Duet Display のインストールはこちら

追記:iPad ProにDuet Displayをインストールしてサブディスプレイ化するとさらに作業領域を広げることができます。12インチのMacBookよりも画面が大きいことを考えると、このような使い方もありなのかもしれませんね。

追記:新バージョン(1.2.9)が公開されてiPad ProとApple Pencilが正式に使用することができるようになっています。Apple Pencilの傾きにも対応しているので、Illustratorなどと組み合わせることでデザインツールとしても使用することができるかもしれません。

追記:実際にDuet Display(v1.3.7)で13インチMacBook Proと12.9インチiPad Proに接続して使用してみました。

duet-display MacBook Pro 13とiPad Pro 12.9

13インチMacBook Proと12.9インチiPad Proは画面サイズが似ていることもあり、もう少しだけ作業領域を広げたいという時に非常に便利です。「外部ディスプレイを持ってないけどiPadなら持っている!」という方は是非とも試してみてください。(2016年12月)

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