「MacBook Pro」Retina vs 非Retina メモリ消費量を比較!
「MacBook Pro」の消費メモリ
以前までのMacBook Pro 非Retinaディスプレイではメモリが8GBも搭載していたら不足することもほとんどなく快適に使用できていましたが、15インチの「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル(2012)」において、画面解像度が4倍にもなっていることもあり、メモリ使用量が非Retinaモデルと比較しても多くなっているようです。
そこで、15インチの「MacBook Pro with Retina(2012)」と非Retina「MacBook Pro(2010)」で起動時のメモリ消費量(共に8GBのメモリを搭載)を確認してみました。今回の実験では「OS X 10.8 Mountain Lion」での測定となっています。
非Retina「MacBook Pro(2010)」の消費メモリ
非Retinaディスプレイの「MacBook Pro(2010)」の消費メモリをアクティビティモニタで確認をしました。
固定中「858.5MB」、現在使用中「868.8MB」、空き「6.11GB」となっています。
「MacBook Pro with Retina」の消費メモリ
そして、「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」の「Retinaディスプレイに最適」での消費メモリをアクティビティモニタで確認をしました。
固定中「1.22GB」、現在使用中「1.08GB」、空き「5.57GB」となっています。非Retinaモデルと比較して400MBほど多くメモリを使用していることが分かります。
解像度を「1920×1200」に広げて見てみます。
固定中「1.28GB」、現在使用中「1.31GB」、空き「5.27GB」となり、さらにメモリ消費量が増加しました。Retinaモデル(15インチ)は「1920×1200」まで解像度を上げることができますがその分メモリを多く消費することがわかります。
さらに、外部ディスプレイを繋いで二画面の状態で確認してみると…
固定中「1.18GB」、現在使用中「1.22GB」、空き「5.46GB」と若干消費メモリが減りました。
外部ディスプレイに繋ぐことにより、外部GPUの「NVIDIA GeForce GT 650M」に切り替わったことがメインメモリの消費量に影響させたのでしょう。なので13インチのRetinaモデルは外部GPUが搭載されていないのでメモリ消費量が増加することが予想されます。
「MacBook Pro with Retina」は16GBは欲しい..
「MacBook Pro with Retina」で、Adobeの「Illustrator」や「Photoshop」を使用しているとすぐに8GBは使い切ってしまいます。もちろん、SSDストレージなので極端に性能が落ちることはありませんが、やはりRetinaモデルで快適なMac生活を送りたい場合は16GBのメモリをオススメします。
追記:2014年モデルでは16GB RAMが標準に
2014年の15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルでは16GBのRAMが標準搭載となっており、13インチモデルにおいて8GBののRAMからとなっています。13インチモデルは解像度が15インチよりも少ないことから8GBでも快適に動作するでしょうが、16GBのRAMを搭載させることで、より快適なMac生活を送ることが可能になるのではないでしょうか。
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