ソフトバンクがARMを買収へ!数多くのプロセッサアーキテクチャーに採用。

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ソフトバンクがARMを買収へ

ソフトバンクが総額約240億ポンド(約3.3兆円)で英ARM Holdings plcを買収することを発表しました。

ソフトバンクとARM

ARMといえばスマートフォンやタブレットのCPUプロセッサなどを開発製造している半導体企業であり、Androidスマートフォンに数多く採用されているCPUプロセッサやiPhoneやiPadに採用されるAプロセッサのアーキテクチャーを開発した企業として知られており、各企業に対してライセンスを供与しています。

そんな、現在のモバイルデバイスの大半に採用されているARMを開発した企業をソフトバンクが買収することになります。すでにソフトバンクやARMのホームページ上でこのことが明らかにされており、買収は紛れもない事実のようで2016年9月30日までに買収が完了しソフトバンクの完全子会社になります。

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ARM買収の目的

今回のソフトバンクのARM買収についてソフトバンクの孫社長は以下のようにコメントを発表しています。

当社は、これまで、ARMを世界的に名高いテクノロジー企業であり、この分野における圧倒的マーケ ットリーダーとして高く評価してきました。今回の投資の目的は「IoT(モノのインターネット)」が もたらす非常に重要なチャンスをつかむことにあり、ARMは、当社グループの戦略において重要な役割 を果たしていくでしょう。

加えて、今回の投資は、当社の英国に対する強いコミットメントと、ケンブリッジにおける豊かな科 学技術の才能集団がもたらす競争上の優位性を特徴としています。当社は、本件買収に不可欠な要素と して、向こう5年間で、英国におけるARMの従業員数を、少なくとも倍増させようと考えています。

当社は、ARMに投資し、経営陣を支援し、戦略を加速し、そして、上場企業として考えられる以上の 潜在力を引き出すことを目指します。ARMは、当社グループ内において独立した企業として、引き続き ケンブリッジを本拠地として事業を行います。

買収後も現存するARMの成長を促して従業員数を倍増することを目標にあげているようです。現時点でもAppleのAプロセッサやクアルコムのSnapdragonなどARMのアーキテクチャーを採用したプロセッサが数多くあることから、今後はライセンスだけではなくARMが自社製造しているCortex-Aシリーズの強化が図れることになるかもしれません。

それにしても、ソフトバンクがARMを買収したことかなり驚きを隠せませんね…。いい方向に動いてくれることを願います。

ソフトバンク
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