13インチMacBook Pro 2016のRAMは8GBでもそこそこ快適に動作する!

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MacBook ProのRAMは標準容量でいいのかも

新しくなったMacBook Pro(Late 2016)のRAMの容量は13インチは8GB、15インチは16GBが標準容量となっています。13インチに関しては16GBに容量を増やすことができますが、15インチは16GBから増やすことはできません。

MacBook Pro

iMacに関しては最大で32GBにRAMの容量を増やすことができることを考えると「Pro」の称号を与えられているMacBook ProでRAMを32GBを選択できないのは少し残念なところです。

ただ、実際に使ってみるとRAMの容量は16GBで十分かなと思っています。また、13インチに関しては標準のRAM容量の8GBでもやっていけるとも感じています。

僕はMacBook Pro Late 2016を自宅で15インチモデル(16GB RAM)、モバイル用としてタッチバーなしの13インチモデル(8GB RAM)を使用しているのですが、最近になって13インチの評価が著しく高まっており「15インチ、必要ないんじゃない?」とも思い始めています。

13インチ MacBook Proを4Kディスプレイに接続して使うことも多いのですが、RAMの容量が標準の8GBモデルでも普通に快適に使うことができます。

USB-C経由DisplayPort

あくまで普通に使った場合ですが。

8GB RAMのメモリ使用状況

Adobe Photoshop、Illustratorを同時起動、さらにSafariでウェブブウジングをするという環境下でも普通に動きます。この状況でメモリの使用状況を確認したところ8GBの容量に対して6.33GBのメモリを使用し、451.8MBのデータをSSDを仮想メモリとして使用しています。

MacBook Pro 13インチ 8GBのメモリ使用状況1

仮想化ソフト VitualBoxを起動すると一気にメモリが圧迫した状態になり7.32GBのメモリを使用し、1.06GBのデータがSSDを仮想メモリとして使用した状況になります。

MacBook Pro 13インチ 8GBのメモリ使用状況2

多少のモタつきはありますが、意外と普通に動きます。

圧縮メモリと高速SSDで快適に動作している

macOS Sierra 10.12には「圧縮メモリ(Compressed Memory)」という機能が備わっています。これはOS X Mavericks 10.9から採用された技術でメモリの使用量が増えてくると自動的に使用していないデータを圧縮し、そのデータが必要になる時に即時に圧縮状態から元の状態に戻すことができるというものです。

圧縮メモリ(Compressed Memory)のおかげでアプリを同時起動しても使っていないデータを圧縮しながらRAMの容量を確保することができるのです。

さらに、MacBook Proに搭載されているSSDの書き込みと読み込みのパフォーマンスが大幅に向上していることが、少ないRAMの容量でも快適に動作できている要因の一つでしょう。

MacBook Pro 13 SSD速度

Disk Speed Testでは最大2GB/sまでしか計測することができずメーターが振り切っていますが、MacBook Pro Late 2016のSSDは読み込み速度3.1GB/sもあることが明らかになっています。

RAMがいっぱいになった時に一時的にSSDにデータを格納し取り出す時の速度が向上していることも少ないRAMでも快適に動作させることができる大きな要因になっているのかもしれません。

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RAM容量 8GBと16GB のメモリ使用状況を比較

8GBと16GBのRAM容量でどれだけメモリ使用率が変わってくるのかを比較してみました。VitualBoxを起動しSafariのウィンドウを20個開いた状態です。画面の大きさが違うことや動いてるアプリが若干異なるのであくまで参考としてください。

まずは8GBのRAMを搭載した13インチモデル。7.10GBのメモリを使用した状態になりメモリがいっぱいになってしまっていることから738MBのデータが圧縮した状態になっています。

8GB RAM メモリ使用状況

そして16GBのRAMを搭載した15インチモデル。9.23GBのメモリを使用していますが、まだまだメモリに余裕があるので98.1MBのデータしか圧縮されていない状態です。

16GB RAM メモリ使用状況

やはり16GBの方が余裕がある感じですね。

とはいえ、仮想化ソフトVitualBoxと20個のSafariのウィンドウを起動し、メモリの使用率はどちらかというと高い状況化ですから、普通の使い方なら8GBのRAMで十分なのかなと感じます。

まとめ

快適に使用できる容量をまとめると以下のようになるでしょうか。

  • 8GB RAM:文章作成、ウェブブラウジング、簡単な画像・動画編集
  • 16GB RAM:文章作成、ウェブブラウジング、ウィンドウ開きっぱなし、快適な画像・動画編集

RAMの容量が8GBだったとしても出来ない作業は何もありません。

もちろん、16GBのRAMがあった方が動作が快適なのは事実なので予算に余裕があるなら13インチモデルでも8GBから16GBにカスタマイズした方がいいでしょう。ただ、8GBのRAMを搭載した13インチMacBook Pro Late 2016を使っていますが「8GBのRAMで十分だわ。」という感想です。

また、期待されていた15インチモデルの32GBのRAMの必要性は現時点ではほとんどないと考えてもいいのかもしれません。本当のプロの人は32GBのRAMは必要あったのかもしれませんが、2017年モデルはオプションで選べるようになっているかもしれませんね。

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