MacBookにTouch IDを搭載するにはApple Aプロセッサが必要不可欠

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MacBookにTouch IDを搭載させるのは意外と難しい

次世代のMacBook ProとMacBook Airに指紋認証技術のTouch IDがトラックパッドやMagicMouseで採用されるという憶測が出てきておりTouch IDのセンサーをどこに搭載するのかも問題ですが、指紋データを管理するチップも新たに実装しないと実現は不可能なので、個人的にはIntelのプロセッサを採用している今は意外と難しいように感じています。

Touch ID

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Aプロセッサには指紋データを管理するSecure Enclavが搭載

iPhoneやiPadでTouch IDが実現できている技術の一つとしてAppleが独自に開発してるAプロセッサがあります。

初めてTouch IDが搭載されたiPhone 5sに採用されているA7チップ以降には「Secure Enclave」と呼ばれるセキュリティシステムが専用で実装されています。

Touch IDで読み取った指紋データはSecure Enclaveによって暗号化されA7・A8・A8Xのセキュアな領域に保存される仕組みとなっています。

Secure Enclaveに保存させている指紋データはAプロセッサ以外の部分からのアクセスは完全に不可能となっておりアプリケーションが勝手にデータを読み出すことはできません。また、Touch IDは1対1で関連付けがされているため修理でTouch IDだけを交換したら動作しないということも分かっています。

モバイル決済システムのApple PayもSecure Enclaveと連携をしているのでTouch IDとApple PayにはAプロセッサは必要不可欠な存在となっているのです。

Touch IDにはAプロセッサが必要不可欠

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このようなセキュアなシステムの上で成り立っているTouch ID。

つまり、MacBookにTouch IDを搭載させるには同様の仕組みを実現する必要性があり、現行モデルのIntelのプロセッサでは実現不可能ということになります。

もしMacBookでTouch IDを搭載させるとしたらIntelプロセッサからAppleのAプロセッサに移行する必要性が出てきます。

このことからTouch IDを搭載したMacBookシリーズが登場するのはまだ先のお話で、以前にKGI証券のアナリストが2016年以降に登場するMacにA10プロセッサを搭載するという憶測があることからこの時期にTouch IDを搭載したMacBookシリーズが登場する可能性はあるかもしれません。

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もし、Intelのプロセッサを採用しつつTouch IDを実現するとしたらAプロセッサをTouch IDのためにだけ搭載させるかTouch ID専用のチップを開発すれば可能になるでしょうから、このような方法でIntelプロセッサを搭載予定の次期MacBookでTouch IDが実現する可能性はあるのかもしれません。

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