Mac(OS X Yosemite)の動作が遅い時に改善するかもしれない方法

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OS X Yosemite搭載のMacを少しでも速くする方法

OS X YosemiteにアップグレードしてMacの動作が重くなったと感じている方もいると思います。クリーンインストールすれば確実に快適性を取り戻すことは出来ますが、再設定するのも面倒くさいもの。

クリーンインストールは最終手段に取っておくとして手軽な設定やちょっとしたメンテナンスで快適な動作が戻っているかもしれない方法を紹介したいと思います!

追記:OS X Yosemiteだけではなく最新バージョンのOS X El Capitainでも同じ方法で改善することが期待できますので参考にしていただけたらと思います!

基本中の基本、不要なファイルは削除する

もう開くことのない必要のないファイルはゴミ箱に入れて削除してしまいましょう。特にデスクトップ上にあるファイルはMacの動作に大きく影響を与える可能性もあるので必要の無いファイルを整理してゴミ箱に入れて忘れずに「空にする」をクリックしましょう!

OS Xのごみ箱を空にする

ストレージ容量と動作スピードは関係ないように見えますが、利用中のデータでメインRAMに保存しきれないものはストレージ上の一時ファイルに保存され、ストレージ容量が少なくなると全体の動作が遅くなることもあります。

不要なファイルを削除してストレージ容量の空きを作ることで、動作スピードを速くすることができ、特に容量の少ないMacBook Airには効果的です。

透明度を下げる

OS X YosemiteのUIは透過処理をふんだんに使っているためGPUの負担が以前のOSよりも高くなっています。そこで透過処理をオフにすることでMacの負担を減らすことが出来ます。

「システム環境設定」→「アクセシビリティ」から「透明度を下げる」にチェックを入れると透過処理がオフになり動作が軽くなります。

OS X Yosemite 透明度を下げる

僕の環境でも透過処理をオフにすることでジニーエフェクトやミッションコントロールなどの動作が軽くなったことを確認しています。

必要ないウェジェットを無効に

OS X Yosemiteの通知センターにはウェジェット機能が搭載され対応アプリの情報を表示させることが可能となりました。

OS X Yosemite ウェジェット画面

しかし、バックグラウンドで動作しているアプリが増えるということはMacが重くなるということに直結します。

必要ないウェジェットは「編集」から機能を停止するか、「システム環境設定」→「機能拡張」から使用しないウェジェットを停止してしまいましょう!

ウェジェトの拡張機能

おそらくデイトレーダーだとしても「株価」とかはいらないでしょう!

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ウィンドウのジニーエフェクト効果を停止

ウィンドウをDockにしまう時はMac伝統のヌルッとした動作をしますが、これをジニーエフェクトと呼んでいます。思いきって「スケールエフェクト」に変更しましょう!

OS X スケールエフェクト

ジニーエフェクトをオフにしたところで動作が改善するのかは正直分からない部分ですが少なくともウィンドウを閉じているその瞬間の負担は減っているはずです。

ディスクのアクセス権を修復

Macを使っていると理由はよく分かりませんがアクセス権が一致しないというエラーが大量に出てしまうことがあります。このエラーが発生しているからといって特に問題が起きたことはないのですが、放置しておくと動作が遅くなることもあるようです。

修復方法は簡単なので定期的に「ディスクのアクセス権を修復」をすることをオススメします。

修復方法は「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を起動し「ディスクのアクセス権を検証」を選択し、エラーが出ていたら「ディスクのアクセス権を修復」をクリックして解決しましょう。

ディスクのアクセス権の修正

面倒なので「検証」ではなくいきなり「修復」でもOKだと思います。(追記:OS X 10.11 El Capitanからディスクのアクセス権を検証する機能が搭載されておらず、システム側が自動的に実行する仕組みに変更されています。)

キャッシュを削除する

Macを長く使っているとキャッシュが溜まって動作に悪影響を与えることがあります。本来、キャッシュの役目は動作を快適にする機能のはずですがそれが悪さをする場合があるのは本末転倒ですが…

キャッシュを削除するにはサードパーティ製のアプリ「OnyX」や「Magician」を使うのもアリですが、簡単に削除する方法がありますが、Macの電源を入れる時に「Shift」キーを押しながら起動するとセーフモードが起動します。セーフモードが起動するときにキャッシュが自動的に削除させることも可能となっています。

OS X Yosemite のセーフブートモードは下記の画像のように「大丈夫か?クラッシュしたか?!」と一瞬ビビってしまうような画面が表示されますが…これは僕のMacだけなのか?!

OS X Yosemite セーフブートモード

まあ、しばらく待つとちゃんとセーフモードが起動されましたが。

無事にセーフブートモードが起動されたらシャットダウンしてOKです。次回起動時にキャッシュがクリアされて動作が快適になっているはずです!

OS X Yosemiteでは4GBのRAMを搭載したMacはちょっと重いなどの声も聞こえますが、MacBook Airの場合は基本的にRAMは増設することができません。なので定期的なメンテナンスで少しでも快適に使えるようにしておきましょう。

特に、「ファイルの整理」と「ディスクのアクセス権を修復」、「セーフブートモードによるキャッシュ削除」は1ヶ月に1回程度はしておいても損はないのではないでしょう。なお、上記の方法を駆使しても動作が改善しない場合は潔く諦めてクリーンインストールをしてしまうことをオススメします。

番外篇.IPv6設定をリンクローカルに

実は僕の環境では、OS X Yosemiteにアップグレードしたことでインターネットの速度がメチャクチャ遅くなったり不安定になる事がありました。iOS 8に続いてOS X YosemiteもWi-Fiの不具合か…って思ったりもしましたが、HandoffやAirDropなどの機能はきちんと動作していることを考えるとWi-Fiの問題ではないみたいでした。

そこで色々と調べた結果「IPv6」が何らかの悪さをしている可能性が浮上、「システム環境」→「ネットワーク」から「Wi-Fi」の「詳細」を開いて「TCP/IP」の項目の中にある「IPv6の設定」を「自動」から「リンクローカルのみ」に変更しました。

この設定にしてからは接続が不安定という状況は改善されたように感じます。関係あるのかはよく分かりませんが、もし同じようにネットの接続が不安定という場合は試してみて下さい。

追記:OS X El Capitan 10.11.2においてはWi-Fiなどの無線接続の信頼性が向上しています。

macOSの便利な機能と使い方

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