TSMC、iPhone8向け「A11」プロセッサの生産を開始へ。10nmプロセスルール採用でより省電力に

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TSMCがiPhone8向け「A11」プロセッサの生産を開始か

TSMCが2017年10月にはリリースされるとみられるiPhone 8に採用されるプロセッサ向けに10nmプロセスルールのチップの生産を開始したと伝えられています。

A11プロセッサ

iPhone 8に採用されるとみられるプロセッサは10nmのプロセスルールを採用したA11 Fusionチップとなるようです。iPhone7とiPhone7 Plusは16nmプロセスルールを採用したA10 Fusionチップが採用されており、同チップはFOWLP(Fan Out Wafer Level Package)と呼ばれるチップ内の配線を基板を使うことなく直接配線して積層状に積み重ねることでより密度の高くし性能を向上させる技術です。

A11 FusionチップにもFOWLPが引き続き採用されることになりますが、プロセスルールが10nmに微細化されることで問題が生じていたようですが、その問題はすでに解決され生産が開始されることになるようですね。

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電池の持ちが改善される?

さて、A11 Fusionチップはどれほどの性能を持ったプロセッサになるのでしょうか。iPhone7とiPhone7 Plusに搭載されているA10 Fusionチップは二つのパワーコアと二つの省電力コアを組み合わせたクアッドコアCPUにモーションコプロセッサのM10チップが内蔵されたものとなっていました。

A11 Fusionチップはプロセスルールが微細化されるので、より省電力なチップになることは間違いないと思います。iPhone 8はバッテリー容量も増えるとみられているので、今までのiPhoneと比べても電池のもちはかなり改善されるかもしれませんね。

なお、通常モデルとなるiPhone 7sとiPhone 7s PlusはA10 Fusionチップが引き続き採用されるとも言われています。

Digitimes
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