iPhone6sのA9プロセッサはTSMC製の方が性能が高くバッテリー駆動時間が長い!

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A9プロセッサはTSMC製の方が性能が高い!

iPhone6s/6s Plusに搭載されているA9プロセッサは、韓国のSamsung製と台湾のTSMC製の2種類の型式が存在していることが明らかになっていますが、各プロセッサを搭載したiPhone6s PlusにてGeekbench 3のバッテリーベンチマークテストを行ったところ、TSMC製のA9プロセッサの方がバッテリー駆動時間が長かった事がRedditのフォーラムなどで明らかになったようです。

こちらがGeekbench 3を利用して測定したバッテリーの駆動時間で、左がTSMC製、右がサムスン製のA9プロセッサを搭載したiPhone6s Plusとなっています。

Geekbench 3ベンチマーク

A9プロセッサ バッテリー

結果として、TSMC製のA9プロセッサを搭載したiPhone6s Plusの方が1時間50分も駆動時間が長いという結果に。この結果は1回だけではなく何度も同じ条件、同じバックアップ、同じ設定にて行われたもので、何度テストをしても結果は同じだったとのことです。

また、MyDriversにて報告されている別のテストにおいてもTSMC製のA9プロセッサの方が性能が高くなっているようで、JavaScriptと動画再生をしている条件でバッテリー駆動時間を測定したところサムスン製のA9プロセッサの方がバッテリーの減りが早かったとのこと。

AnTuTuベンチマーク

さらにAnTuTuベンチマークにおいても、TSMC製のA9プロセッサの方が性能が良くバッテリーの持ちは良かったという結果が出ているようです。(左:TSMCでスコアが66575でバッテリ残量が77%、右:サムスンでスコアが65695でバッテリー残量は71%)

antutu_tsmc_samsung_a9

TSMCが16nm、Samsungが14nm

各メーカーで製造プロセスが異なっており、TSMCが16nm、Samsungが14nmのプロセスで製造されていると言われています。これに伴い、ダイサイズもTSMCの方が大きいことも確認されています。

数値上で見ればSamsungの方が細かく性能が高そうな印象がありますが、実際にはTSMCの方が性能が高くさらに省電力という結果が出ることが多いようですね。

メーカーを確認する方法

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なお、「Lirum Device Info Lite」という無料のアプリを利用することで自分のiPhone6s/6s PlusがどちらのメーカーのA9プロセッサが搭載しているのか確認することができます。「Model」という項目からどちらのメーカーのプロセッサが搭載されているのか判断するようです。

モデル iPhone6s iPhone6s Plus
Samsung N71AP N66AP
TSMC N71MAP N66MAP

このアプリはApp Storeから配布されているので安全に確認することができます。実際に確かめてみたところ、TSMC製のN71MAPが搭載されていました。

A9プロセッサ メーカー

めでたしめでたし…。というか、メーカーのよって2時間近くもバッテリーの持ちが変わってしまうのはかなり問題になるのではないか…って思ってしまうレベルですね。なぜ、14nmプロセスを採用しているSamsungの方が悪いという結果が出てしまうのか。ユーザー側は選ぶことができないので、運に身をまかせることしかできません。

ちなみに、4.7インチのiPhone6sの方がTSMC製のA9プロセッサを採用している割合が高いようで、どうしてもTSMC製の方がいい!って方はiPhone6sを選んだ方が無難なのかもしれません。

Apple公式サイトでiPhoneをチェック
MacRumors
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