iOS11のCore NFCで「かざして」が変わる!BluetoothペアリングやICタグの読み取りが可能に!

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iOS11でCore NFCに対応

iOS11ではCore NFCと呼ばれる新しい技術を使ったサービスが開始されることがWWDC 2017で明らかになっており、商品に取り付けられたスマートタグを読み取ることでCore NFCに対応しているiPhoneに対して、様々なアクションをさせることができ、様々なことへの応用が期待されています。

Core NFC iOS11

商品情報を受け取ることが可能

Core NFCはiPhoneユーザーが対応したタグを取り付けられたアイテムの近くに行くと「Ready to Scan」というダイアログボックスが自動的に表示し製品が検出されたことを通知してくれます。

タグに書き込まれたNDEF(NFC Data Exchange Format)データの読み取りをする機能でNFC Forumが定めるType 1~5での読み取りに対応しています。

  • Type 1:TOPAZ(Broadcom)
  • Type 2:MIFARE UltraLite(NXP)
  • Type 3:FeliCa(Sony)
  • Type 4:ISO/IED 14443-4
  • Type 5:ISO15693

例えば、スーパーで買い物をするときに特定の商品の近くに行くと自動的に栄養価や価格の変動、おすすめのレシピなどの詳細な情報を受け取ることができるというもの。他にも博物館などの展示場でも展示物の詳しい情報を受け取ることができるなど、様々な方面での活用が期待されています。

既にCore NFCに着目している企業があり、サイバーセキュリティ会社のWISeKeyはCore NFCのサポートをすることを発表し、自社開発しているCapSealスマートタグをCore NFCに対応させ、ワインボトルのような商品のの認証、追跡、偽造防止に活用するとのこと。今までも位置情報から情報をプッシュさせるのことができる機能がありましたが、NFCを利用することで、色々なことが出来るようになるのかもしれません。

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他にもBluetooth通信と連携することで位置情報と組み合わせた機能を使うこともできるようになり、例えばiPhoneがBluetoothスピーカーに近づいただけでペアリングを完了させることができる機能も使えるようになります。

NFCを利用したBluetoothのペアリング機能やICタグを使ったデータの読み取りはAndroidでは当たり前に使える機能なだけに、ようやくiPhoneでもそのような使い方ができるようになります。

対応モデルはiPhone7/7 Plus以降

Core NFCに対応しているモデルはiOS11をインストールしているiPhone 7/7 Plus以降の端末となっています。NFC技術自体は2014年にリリースしたiPhone 6/6 PlusからApple Pay(日本ではFeliCaに対応したiPhone 7/7 Plus以降)を利用することができますが、Core NFCはiPhone 7/7 Plus以降のモデルで使用することができることになります。

今まではiPhoneのNFCはApple Payしか対応をしていませんでしたが、iOS11では様々なNFCを利用することができるようになるので、Androidのような幅広い使い方ができるようになる日も近いのかもしれません。

MacRumous

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