アップルの「iPad mini」が7インチではなく7.9インチにこだわる理由

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iPad miniが7.9インチだった理由

Appleの「iPad mini」のディスプレイサイズは 7.9インチ(1,024 × 768ピクセル解像度、163 ppi)となっており、Google「Nexus 7」や Amazon の「Kindle Fire HD」の7インチタブレットより一回り大きなディスプレイを採用しています。これは、故スティーブ・ジョブスから受け継いだアップルのこだわりがあるようです。

iPad mini 7.9インチの理由

Appleの最高経営責任者(CEO)であるティムクックCEOは米国時間2012年10月25日に7インチタブレットについて投資家との電話会議で語ったようで、「われわれが7インチタブレットを作ることはない」と述べたそうです。

Cook氏はスティーブジョブスの意見と同じで、ジョブスはかつて 9.7インチ「iPad」よりも小さなタブレットは使い心地が悪く、ユーザーは自身の指を一部削り落とす必要がでてくるだろうと語っています。

しかし、時代の流れは小型タブレットへと向かい各社7インチのタブレットの投入が始まりました。

  • Google「Nexus 7」7 インチ 1,280 x 800 HD ディスプレイ(216 ppi)
  • Amazon「Kindle Fire HD」7 インチ 1,024 ×640 ディスプレイ(169 ppi)

そこで、Appleは他メーカーより少し大きい 7.9 インチ「ipad mini」の投入を決断しました。

他メーカーのタブレットに比べて視覚的な窮屈さを避けていると主張しており 0.9インチ のわずかな差で「iPad mini」の画面が35%大きくなり、利用可能域(Androidタブレットのインターフェースにあるタブなどを除いた部分)を考慮した場合は、50~60%以上となるとApple幹部は述べています。

  • Apple「iPad mini」7.9 インチ 1,024 × 768 ディスプレイ(163 ppi)

画面サイズは一番大きいiPad miniですが解像度で比較した場合は一番低い数字となっています。ティムクックCEOは、9.7インチのiPadと同じ解像度にすることで「iPad mini」ではiPad用に開発された27万5000アプリすべてを利用できるとしています。また、いずれ7.9インチ版のRetinaディスプレイを投入することでさらなる互換性は向上することでしょう。

追記:(2015.04.27)

iPad mini Retinaディスプレイモデルが2013年11月に発売されており、2014年10月にはTouch IDを搭載した第3世代となる「iPad mini 3」が発売されています。

CNET
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